麦秋
今ぐらいの時期を麦秋(ばくしゅう)と言います。「麦の熟する頃」という意味で、初夏なのに秋と書きます。麦の穂が黄金に輝いてとてもきれいです。皆さんも下の写真のような光景を見たことがあると思います。
富山県で主に生産されているのは、押し麦など主食用に加工される六条大麦(ろくじょうおおむぎ)で、全国有数の産地となっています(令和元年産の作付面積は、福井に次いで全国第2位)。押し麦は精白した麦を蒸気で加熱して柔らかくし、ローラーで押しつぶして平たくしたもので、白米と一緒に炊くと独特のぷちっとした食感を楽しめ、大麦の栄養をいつものご飯で補えるようになります。
富山県では、大麦もたくさん作っていたのですね。